書法研究◇聿 修 會◇

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<隋時代の書>

隋は南北両朝を統一して文化を築いたが、それは南北朝の文化を融合し、秩序立てたもので、次代の
唐において完成される文化の基礎をつくったわけである。  書においてもこれを反映し、北方の剛健・
雄渾な遺風を保ちながら、整斉優雅な書風に向かい、また南方の王羲之の書風が広く北方にまで及ぶ
ようになり、書の上でも統一がなされた。   とくに 「龍蔵寺碑」のような 穏やかな中に強靭な 線をもつ
書風が 流行するよう になり、ほかに 「美人薫氏墓誌銘」 ・ 「蘇慈墓誌銘」 ・智永の「真草千字文」 など
次の唐時代の書の源流となるものが生まれた。   初唐を代表する虞世南・欧陽詢の青壮年期はこの
隋代である。 隋の時代は、わずか30年足らずしか続かなかったが、唐文化の先駆的役割を果たした
といえよう。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
















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