書法研究◇聿 修 會◇
<文字の出現以前>
中国の 旧石器時代には、 元謀人(雲南省)、 藍田人(陝西省)が今から 70
〜 60万年前に
北京原人(北京市郊外)が 46 〜 23万年前に生活していたと推定される。
その後、今から
8000 〜 7000年前ごろ、人類は 突然、爆発的に 発展し、文明の開花期を迎えた。新石器
時代に入ったのである。 新石器時代を代表する仰韶文化の半坡遺跡(西安市郊外)から
出土した、約6000年前の陶片には、所有者か製作者を意味すると思われる各種の符号が
刻まれていた。 また4000年前の大モン口文化(山東省陵陽河遺跡)には、特定の意味を
示す図案的要素の強い図象が残されている。 これらは、中国の文化がすでに広大な地域に
成立していたことを推定させるものである。 しかし、発見された符号・図象は、いずれも
単独体であって、文章を記したものとは考えられない。 したがって、これらはまだ、文字で
あると断定できないものである。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
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