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詩  経

◇ 色紙に桃夭を書く ◇

      詩経は世界的に最古の詩歌集、収録した詩の制作年代は西周初期(紀元前11世紀)から
      春秋時代中期(紀元前6世紀)頃まで、
およそ500年〜600年の間とされる。 詩経に収録
      されている305編の詩歌は、
三つの様式(風・雅・頌)に大別される。  中国の古代詩歌は
      今日の中国文学や中国人の価値観の根底となっている。 日本人にも意識のなかに影響を
      受けている。


            
                                   増田艸亭書

        <読み>
        桃の夭夭たる 灼灼たり其の華 この子ここに帰(とつ)がば 其の室家に宜しからん
        桃の夭夭たる 有フンたり其の実 この子ここに帰がば 其の家室に宜しからん 
        桃の夭夭たる 其の葉蓁蓁たり この子ここに帰がば 其の家人に宜しからん

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               古来中国人の間で結婚式の席上に好んで歌われた詩歌、桃の初々しさを乙女の姿に
               重ね合わせ「花」・「実」 ・「葉」
について瑞々しさを強調し、その桃のような乙女が嫁に
               行った家はさぞ幸せだろうと祝いの感情を表している。




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