雅 号 |
◇ 雅号について ◇ |
雅号は詩人や書家、画家などが、実名以外につける名のこと。雅号は師匠からもらったり 自分で趣味、信条、地名、風物等にちなんでつける。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・〔増田艸亭〕 <雅号のつけ方> 〔 基本的に自分に関わる趣味、信条、地名、風物などにちなんで 〕 −肯定− @「名字が含む成語」を引き、漢字しり取りで転換した「次の成語」から。 例、 善吉(名字)→善草(成語)→草亭(成語)〜意味=草ぶきの家。粗末な小屋。 A「姓名」につながる意味深い調和のとれた「謙りの成語」から。 @項目の例、「草亭=艸亭」 はA項目にも類する。 B「名字の音」と同じ音を持つ「成語」から。 例、恵美(めぐみ)→恵(ケイ)→桂舟(ケイシュウ)=成語。 C「趣味」に関わったものから。 D「信条的」な事柄などから。 E「故郷」或いは「居住地」にちなんだものから。 F「季節」や「景色」など、その土地の生活に関係ある風物的なものから。 “そのほかにも相応しい雅号のつけ方があるかも知れません” −否定− @「美辞」や「優美」など飾るような字。 A「名字」のいずれかを含めたもの。 例、祥生(よしお)→祥雲(しょううん) B単純に「字」と「字」を組み合わせた意味乏しいもの。 雅号のつけ方一例 姓名が川田 藤子(かわた ふじこ)の場合、 雅号を稲舟(とうしゅう)にすると 名の藤(ふじ)は 音読み 「トウ」であり、稲(いね)も 「トウ」 同一の音韻である しかも稲舟は成語。 従って姓名の「川田」と雅号の「稲舟」の意味合いがよく 繋がって、しっくりする。 ※稲舟の意味=刈った稲をつんで運ぶ舟。(稲と舟は姓の川や田に結び合う雅号となります) |
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