@ A B
itusyukai
ことばの書窓B

聿修 ( 機関紙 :平成元年1月号 〜 平成7年 2月号迄 のなかに毎月連載した 「言葉の道草」
  艸亭が体験の中で得たこと、感じたことを言葉で書き記したものです。
  ・・・・・これから書を学ぶ方への道標になればと思います。


  言葉は堅苦しいですが、
   何より楽しく学ぶ事が一番です


         直の線は、曲げるでもなく、真っ直ぐでもなく、
                    間を齎す自然呼吸の運筆、妙味の筆法なり。
                                                平成23年 1月


         拗けず、繕わない、仄々とした一粒の書、人となり
                                                平成23年 1月


         墨を磨り、法帖と睨めっこ、筆を手に古典の臨書、それが大切なんだなぁ。
                                                平成23年 2月


         絵を描き、詩を作り、印を刻し、硯 筆の手入れ、書に親しむ我が人生。
                                                平成23年 2月


         書を主体に印を選び、印を主体に書を書く。
               印は幾つあってもいい。書いて印を知り、印を刻して書を知る。
                                                平成23年 2月


         よい書は、切れ味の線質、且つ 小に書き、大となす字形なり。
                                                平成23年 4月


         原帖の不自然や疑問を模倣してはならない。
                              書の原理を以て臨書すべし。
                                                平成23年 4月


         漢字かな交じり書は、自由性に富むが、
                        古典・古筆を念頭に、個性ある深き味わいを。
                                                平成23年 5月


         人は磨かざれば品格具わらず、書も然り怠ること莫れ。
                                                平成23年 6月


         実画と虚画の自然一体、書の余韻なり。
                                                平成23年 7月


         よき師に恵まれし、よき古典とめぐり合い、いまここに有り。
                                                平成23年 7月


         形態美と線条美の融合調和は、書の情趣なり。
                                                平成23年 7月


         書の道筋は、古典臨書を繰り返し学び、
                       その過程で得た古典書法を自運に活かしていく。
                                                平成23年 7月


         書を学ぶ事に終りなし、何人もよき書の到達は晩年にあり。
                                                平成23年 9月


         書は理知の自然造形美。
                                                平成23年 9月


         書に親しみ、書で終る一生。
                                                平成23年 9月


         人は品格を問われ、書は気品を問われる。
                                                平成23年11月


         古典に深く拘らなければ、本物のよき書は生まれず。
                                                平成23年12月


         典雅な書の道を歩みし、辿り着かん幾重の学び。
                                                平成24年 1月


         書の音痴に陥らない為には、確かな臨書を繰り返すべし。
                                                平成24年 2月


         書の土台の古典を念頭に置き、自然情景の趣を字画に表わす。
                                                平成24年 2月


         手本の視点は形状を幾何学的に捉えし、
                            外側の輪郭から入り内側の粗密に迫る。
                                                平成24年 2月


         趣くまゝ気儘に一隅の詩を作り、深奥な書の道に心を寄せて書く。
                                                平成24年 3月


         本筋から法の意を得て気品に迫り、宿る素朴に洒脱さ有り合う書と人。
                                                平成24年 3月


         大いに恥を晒し、次の過程に活す。
                                                平成24年 5月


         習うは自ら奮い立ち、経験し覚える事なり。
                                                平成24年 6月






トップページへもどる        書法研究・聿修會(いつしゅうかい)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ itusyukai ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・